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臍帯
「臍帯〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
臍帯の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「門」より 著者:夏目漱石
見した時に、思わず恐れ驚ろいた。胎児は出る間際まで健康であったのである。けれども
臍帯纏絡《さいたいてんらく》と云って、俗に云う胞《えな》を頸《くび》へ捲《ま》き....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
上に引いたコラン・ド・プランチーの『評彙』から数例を採らんに、ローマにキリストの
臍帯《さいたい》および陰前皮《まえのかわ》と、キリストがカタリン女尊者に忍び通う....
「印象」より 著者:小酒井不木
ゆるんで死んだのであろうと想像しました。 看護婦と産婆は、婦人の死に狼狽して、
臍帯を切りはなしたまま、赤ん坊を、夫人の両脚の間に横わらせて置きましたから、私は....
「三つの痣」より 著者:小酒井不木
児は正常の位置即ち頭部を足の方に向けて顔の左側を上にして横わって居りました。私は
臍帯を切って胎児を取り出し男に見えぬよう手前の方に近く寄せました。胎児は男性でし....