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臨川
「臨川〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
臨川の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「鯉魚」より 著者:岡本かの子
》びた渡月橋《とげつきょう》が架《かか》っています。その橋の東詰《ひがしづめ》に
臨川寺《りんせんじ》という寺があります。夢窓国師《むそうこくし》が中興の開山で、....
「中国怪奇小説集」より 著者:岡本綺堂
との宰相|李廻を祀ったのだと伝えられています。李は左遷されて建州の刺史となって、
臨川に終りましたが、その死んだ夜に、建安の人たちは彼が白馬に乗って梨山に入ったと....
「婦人と文学」より 著者:宮本百合子
なものが大部分を占めた。生田長江、馬場孤蝶、岩野泡鳴、阿部次郎、高村光太郎、中沢
臨川、内田魯庵などという人々は、当時、酒をのみ、煙をふかし、吉原へ行くのが新しい....
「婦人作家」より 著者:宮本百合子
もかかわらず、当時の進歩的な評論家生田長江、馬場孤蝶、阿部次郎、高村光太郎、中沢
臨川、内田魯庵などによって支持され、社会的に大きい波紋を描いたのも、政治・労働運....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
たものですから、尋ねられた者を驚かしました。 しかし、教えられた通りに寝覚山|
臨川寺《りんせんじ》の境内《けいだい》まで馳《は》せつけたのは、格別手間のかかる....
「京の四季」より 著者:和辻哲郎
の玄関前とか、大徳寺真珠庵の方丈の庭とかは、その代表的なものと言ってよい。嵯峨の
臨川寺の本堂前も、二十七、八年前からそういう苔庭になっている。こういう杉苔は、四....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
ともつかぬ、おもくるしい空気にしていた。 そうした或る朝のことだ。 尊氏は、
臨川寺の三会院に、夢窓国師を訪ねていた。 むかし、鎌倉にいた頃から深く帰依して....
「芝、麻布」より 著者:小山内薫
会というものを開いたのである。 国木田独歩、島崎藤村、柳田国男、田山花袋、中沢
臨川、蒲原有明などという先輩の驥尾に付して武林繁雄(無想庵)や私なども、よくその....