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「臨監〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

臨監の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
日本プロレタリア文化連盟『働く婦人』を守れ!」より 著者:宮本百合子
そちらにうつります。皆さん、帰らないで下さい」と大きな声で告げた。すると築地署の臨監が「公安に害ありと認め興行届認可を取消す」と怒鳴った。まだ歌一つうたいもしな....
世界の一環としての日本」より 著者:戸坂潤
名の下に行なわれようとしている言論の抑圧なのである。言論に対する現在の検閲制度と臨監制度とは、言論界統制の名の下に言論抑圧を企てようとするこの関係を、最も露骨に....
あとがき(『宮本百合子選集』第十巻)」より 著者:宮本百合子
のがわからなかった。そんなユーモラスな一つの記録も、こんにちよめば、制服の警官が臨監して、中止! 中止! と叫ぶ場内の光景はいきいきと目にうかんで来る。われわれ....
空中征服」より 著者:賀川豊彦
よるよりほかに道はありませぬ! 」 「弁士、注意! 」 と屏風の裏に隠れている臨監の警部が注意する。聴衆は沸騰する。 「横暴! 」 「横暴! 」 の声が満堂....
〔付〕唯物論研究に就て(戸坂潤手記)」より 著者:戸坂潤
り、第二回講演会を本郷区仏教青年会館に開催したが、長谷川の開会の辞半ばにして突如臨監の警官から解散を命じられたことは吾々主催者として最も意外とするところであった....