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「自党〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

自党の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
五〇年代の文学とそこにある問題」より 著者:宮本百合子
後を通じて一貫している最近の政治動向そのものについてである。」「ここ一年以来の民自党政府のやり方には、もはや反共のラインをこえて、人間としての権利そのものへの侵....
権力の悲劇」より 著者:宮本百合子
敗した政党人たちが、何でおとなしい技術出の個人にそんな椅子をゆずっておこう! 民自党の本質的なこわさが、故人の運命をアーク燈の光のように照し出している。したがっ....
一票の教訓」より 著者:宮本百合子
立場にある。自由党、進歩党の首領たちは、過日「婦人に得票をくわれた」と表現した。自党から立った婦人代議士に対して、これら保守の党は、どんな責任と義務とを感じてい....
新しい潮」より 著者:宮本百合子
えある。まさかとおもい、どうやらこれならとおもって一票を入れた社会党、民主党、民自党、びっくりばこのようにそのふたがはねあがったら昭和電工、相つぐ涜職事件で日本....
現代史の蝶つがい」より 著者:宮本百合子
とりかえられたただ一種類の大新聞が、かりにその世論調査で、日本人の政党支持を、民自党第一位としていたとすれば、その読者に批判力がない限り、やっぱりそうか、という....
ああ玉杯に花うけて」より 著者:佐藤紅緑
めてまれであって、悪党が非常に多い。これが日本の今日の政界である。 阪井猛太は自党の多数をたのみにして助役の地位にあるのを幸いに、不正工事を起こして自党の利益....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
ありました。 だからこの連中は、ガラクタ文士を集めては相当範囲の勢力圏を作り、自党に不利なるものの出現に当っては、伏兵を設けて、白いものを黒く、黒いものを白く....
泉山問題について」より 著者:宮本百合子
にそれよりはましな人のあつまりのような利益をあたえました。 選挙をまえにして民自党はどんなにいい評判をとりたいでしょう、ところがおきの毒さまにも十三日の新聞に....
カラマゾフの兄弟」より 著者:ドストエフスキーフィヨードル・ミハイロヴィチ
、全く人の意表に出たその結論とにあった。ところで、教会派の大多数は断然彼を目して自党と確信したが、それと同時に公民権論者のみならず無神論者までがいっしょになって....
インテリの感傷」より 著者:坂口安吾
今度の選挙で共産党が三十五人になったのは、民自党の二百六十何名同様予想を絶した現象であったが、這般の理由は、だいたい新聞の報....
春宵因縁談」より 著者:佐藤垢石
選挙期日の二日前、つまり明後日は投票日であるときになって、総理大臣大隈重信が、自党の候補者頼母木桂吉のために応援演説にでるという情報を、三木がききこんだ。しか....
私はかうして死んだ!」より 著者:平林初之輔
せいたずらだということがわかるにしても一時立候補の手続きがおくれるからその間に、自党の候補が機先を制して猛運動をつづけてゆけば、私の地盤がくつがえせると思って、....
日和下駄」より 著者:永井荷風
責任なる愚民の疲労せる物哀れな忍従の生活がある。近来一部の政治家と新聞記者とは各自党派の勢力を張らんがために、これらの裏長屋にまで人権問題の福音《ふくいん》を強....
私の履歴書」より 著者:浅沼稲次郎
壇から強制的におろされたがその途中、私の演説を聞いて共産党議員がいきり立って、民自党議員と乱闘を演じ、共産党の立花君が民自党の小西寅松親分の頭をポカポカなぐる騒....
近衛内閣の常識性」より 著者:戸坂潤
あり、而も党代表としてではなくてあくまで個人の資格で人物本位だというわけである。自党中の人物選択を政党自身に委せないというのは、つまり政党の人物的価値、要するに....