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自尽
「自尽〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
自尽の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「神州纐纈城」より 著者:国枝史郎
無類として知られていた。 後年勝頼が四方に敗れ小山田信茂には裏切られ、天目山で
自尽した時、諸将ほとんど離散した中に、惣蔵一人|己が子を殺し、二心なきを現わした....
「霊界通信 小桜姫物語」より 著者:浅野和三郎
と良人はじっと私を見守り乍らポツリポツリ語り出しました。『そなたも知る通り、俺は
自尽して果てたのじゃが、この自殺ということは神界の掟としてはあまりほめたことでは....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
お茶々を入れて)を秀吉方へつかわして、自分は一年足らずつれそった勝家と城の天守で
自尽するいきさつ。お茶々の短い後日譚を、おちぶれて宿場按摩になっているその男が物....
「五右衛門と新左」より 著者:国枝史郎
った五右衛門は、秀次の許を浪人! ふたたび剽盗の群へ這入った。 秀次が高野山で
自尽した後、しばらくあって五右衛門も、新左衛門の手で捕えられた。 千鳥の香爐の....
「瘠我慢の説」より 著者:福沢諭吉
る失敗の後に至り、何の面目か復《ま》た江東に還《かえ》りて死者の父兄を見んとて、
自尽《じじん》したるその時の心情を詩句に写《うつ》したるものなり。 漢楚《かん....