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「自己暗示〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

自己暗示の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
上海された男」より 著者:牧逸馬
堵と悦びの他何もなかった。その安心が大きければ大きいだけ、彼は無意識の内に恐しい自己暗示にかかっていたのである。 箱のような寝台《パアス》の中で毛布にくるまっ....
木魂」より 著者:夢野久作
ない事を考え続けて来たのだ。俺の神経衰弱がこの頃だんだん非道くなって来たために、自己暗示の力が無暗に高まって来たお蔭でコンナみじめな事ばかり妄想するようになって....
獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
ですからその意味では、舌足らずが混迷に導かれないことの戒心が実に実に必要なのね。自己暗示にだって人間はかかるのですものね。それが現代の試練だというのは真理にふれ....
インチキ鮎」より 著者:北大路魯山人
きさが立派で、金が高いのも、彼らの心持にかえってぴったりするというようなわけで、自己暗示にかかった連中が、矢も楯もたまらず、なんでも春日のあゆを食わなければとい....