自治体[語句情報] »
自治体
「自治体〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
自治体の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「現実に立って」より 著者:宮本百合子
の生活する社会の運営に参加している。そして、その自然な経過として、先ず身近な地方
自治体への選挙、被選挙権の行使から、彼女たちの政治的発足をしている。イギリスでは....
「今日の日本の文化問題」より 著者:宮本百合子
ために必要を満しえないという内容の貧困さからきている。 同時に、官立大学の地方
自治体への委譲の問題も地方
自治体の経済能力の低さから困難に面している。日本の一つ....
「修身」より 著者:宮本百合子
地方刑罰条例の濫発への警告――売春等取締条例・公安条例など「国会で決定せず、地方
自治体できめしかもムヤミにつくりたがる傾向」を批判していた。一九四八年に人権擁護....
「現代日本の思想対立」より 著者:戸坂潤
金を加えたならば、恐らく一千万円に近くはないかと推定される。無論この金は、官庁や
自治体其の他の手に渡って匡救費として使われている筈であり、或いは少なくとも使われ....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
とになっている。当番に当れば免れ難いことになっているのを例とする。そこで、これは
自治体としても、隣人同士としても、必然の義務になっているのだから、特に志願したり....
「東大での話の原稿」より 著者:宮本百合子
追放を考えても すべて 人権蹂躙、 読売は 地方刑罰条令が「国会を通らずに地方
自治体できめて、それをムヤミにつくることを非難している。 一、今案条例 一、売春....
「S夫人への手紙」より 著者:岸田国士
みにならぬような方向に性格づけられていく危険がないとはいえません。 最近某地方
自治体の首長らが暴徒の脅迫にあつて、心ならずも職責にもとる行動をとつたという事実....
「演劇の様式――総論」より 著者:岸田国士
鑑賞できる唯一の場所なのである。 「公共劇場」というのは、国立ではないが、各地方
自治体が所有する公の管轄に属する劇場で、経営の方針は、普通の営利的な興行でなく、....
「演劇への入口」より 著者:岸田国士
が薄いところから来るともいえる。 公立劇場のない文明国は、世界に一つもないし、
自治体たる都市の経営する非営利的劇場の設立は、今や、時代の趨勢である。東京都が数....
「決闘」より 著者:神西清
間かもしれないのだ。この海や連山に八方から取り囲まれてさえいなければ、自分は地方
自治体の錚々の士に、政治家に、雄弁家に、政論家に、功績者になれたかもしれぬのだ。....
「六号室」より 著者:瀬沼夏葉
何でも無いことである、自家にいたならば、なおさら不自由をせねばなるまいとか、地方
自治体の補助もなくて、町独立で立派な病院の維持されようは無いとか、とにかく悪いな....
「空中征服」より 著者:賀川豊彦
のが強く高調せられると社会に通ったものだよ、それが今日では、新聞も雑誌も議会も、
自治体も、すべてが資本主義化しているものだから、正義も、公道も、決して通らない。....
「妻」より 著者:神西清
いう鵜の毛ほどの気持ちも私に起こさせなかった。こうした大小とりどりの機関が、もう
自治体や官の揚饅頭の中身をしゃぶりつくして、何かまた第三の揚饅頭にしゃぶりつこう....
「エタ源流考」より 著者:喜田貞吉
丹信者となったのがあったかもしれぬ。しかし口碑の如く、政府の干渉の比較的少かった
自治体に隠れて、その信仰を続けている中に、遂にエタ仲間になってしまったのだという....
「一九三七年を送る日本」より 著者:戸坂潤
は公式表現で、それ自身の特有な真実を持っている。例えば世論にしてもそうだ。政府や
自治体の声明とか発表とかは、勿論社会の公式な自己表現である。その社会がそういう声....