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「自流〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

自流の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
大菩薩峠」より 著者:中里介山
せず、二寸三寸と離れて、敵の出る頭《かしら》、出る頭を、或いは打ち、或いは突く、自流他流と敵の強弱に拘《かかわ》らず、机竜之助が相手に向う筆法はいつでもこれで、....
煩悩秘文書」より 著者:林不忘
りあおうと言うのじゃな。ふふむ、そりゃおおいに面白いぞ。」 円明流から分派して自流を樹《た》て、江戸下谷は練塀小路に、天心法外流の町道場をひらいている弓削法外....
雪之丞変化」より 著者:三上於菟吉
御蔵前組屋敷近所の、脇田さんの御門人か?」 「うん、今日まではなあ、今日からは、自流で立とうとする、門倉平馬だ。それは兎《と》に角《かく》、貴様こそ、わが名を名....
能とは何か」より 著者:夢野久作
儀によって異同があるが、ここではいい加減に取捨して話す。 能楽の家元はそれぞれ自流所属の舞台、楽屋、住宅を持ち、自流の能の演出、発表に必要な舞い手、又は謡い手....
丹下左膳」より 著者:林不忘
、根岸兎角ひらくところの微塵流から出てのちに、北陬《ほくすう》にうつり住んで別に自流を創《そう》し、一気殺到をもって月輪一刀流と誇号したのだった。 当代の道場....
南半球五万哩」より 著者:井上円了
とざされていたのである。) 十二、三舎巷午雲(南米) 城外牧田春草抽、如風雲自流。 (十二、三舎巷の午雲(南米) 市外の牧草地に春の草が伸び、そのなかに碁石....