自然史[語句情報] »
自然史
「自然史〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
自然史の前後の文節・文章を表示しています。該当する12件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
だということは以下に記すところから分るであろうと思われる。カントは一七五五年に『
自然史及び天界の理論』(Naturgesch chte und Theorie ....
「道徳の観念」より 著者:戸坂潤
されることを必要とするものなのだ。歴史の発展を因果的に説明すること、丁度博物学・
自然史が自然の歴史的進化を因果的に説明するように、社会の歴史的発展進化を因果的に....
「科学論」より 著者:戸坂潤
とは割合簡単に出来る。歴史的社会の唯物論的把握の一つの重大特色は、云わば「社会の
自然史(博物学)」を与え得るという処に存する。自然科学に於ける進化理論は「自然の....
「イデオロギー概論」より 著者:戸坂潤
の説明である。そしてこの説明を与えるものこそ(唯物)弁証法に外ならない。自然とは
自然史的発展の結果で説明しようとしても、それが無理だということは、だから極めて当....
「現代哲学講話」より 著者:戸坂潤
当の関係はこう考えられるべきものなのである。人間の歴史的社会とは、生物学的自然の
自然史的の問題となるのである。 自然と歴史的社会とは、その存在の構造――範疇は....
「現代唯物論講話」より 著者:戸坂潤
態乃至条件を、導き出して来ているのである。吾々は単に、自然的存在物それ自身のこの
自然史的運動を、理論的抽象の形で、追跡し反復しさえすればよいわけである。――代表....
「認識論とは何か」より 著者:戸坂潤
たら、意識にとって最も重大な認識論的本性は、一応説明がつく筈である。意識が自然の
自然史的発達の或る段階の時期に於て、自然から質的変化を遂げたのだとすれば、意識が....
「思想としての文学」より 著者:戸坂潤
それは、要するに社会が、他でもない異質的に複雑化された自然の一段階であるという、
自然史的根本テーゼの内に尽きているのである。――処で社会科学と自然科学との間には....
「辞典」より 著者:戸坂潤
物弁証法を証明するに外ならぬものと見做した。彼の史的唯物論はその意味に於て社会の
自然史(博物学)だと説明される。かかる史的唯物論の本質(唯物弁証法)を自然に於て....
「純粋経済学要論」より 著者:手塚寿郎
「この誤謬の結果」はいかなるものであるかを考え、更にまた経済科学は、結局、人間の
自然史の一分科であるといっているとき、彼はまさしくこの混同をしているのである。最....
「年中行事覚書」より 著者:柳田国男
沢山の窮められざる神秘がある。これを蓍萩と呼んだのにも仔細があるだろうが、日本の
自然史はまだこれを説く迄に進んでいないのを遺憾とする。 ○ 上総の海近い村の旧慣....
「再び「科学の歴史的社会的制約」に就いて」より 著者:戸坂潤
つの次元として使用」されてもいないから、之は例として無難と思う。人々は地殻形成の
自然史的過程を、幾つかのエポックに分ち、吾々の時代はそれによる最後の段階に位置す....