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「自然学〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

自然学の前後の文節・文章を表示しています。該当する10件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
映画と生理」より 著者:寺田寅彦
らない。ただその先生の平生の勉強ぶりから推して考えてみると、映画の享楽の影響から自然学問以外の人間的なことに興味を引かれるようになり、肝心の学問の研究に没頭する....
デカルト哲学について」より 著者:西田幾多郎
礎附けられねばならない。ガリレイをば根柢なしに建てたと評したデカルトの目的は、新自然学の形而上学的基礎附にあったともいわれる。しかしそれは両者の立場を混同して、....
日本イデオロギー論」より 著者:戸坂潤
、云うまでもなく、真の知識の単なる反対物でしかない。蓋しドクサは一方に於て旧来の自然学者の多少とも偶然な見解や知識的伝説のことであり、他方に於てはデモクラティッ....
鳴雪自叙伝」より 著者:内藤鳴雪
しくなって、朝廷幕府各藩の間に互に意見を立て議論を闘わすようなことになったので、自然学問ある人物の必要を来し、従てこれを養成するためであったのである。けれどもこ....
科学的精神とは何か」より 著者:戸坂潤
値があるとは、普通考えられていない。更にルクレティウスの詩「自然物論」やギリシア自然学者の「物理学」の類は、もはや科学の古典でさえもなくて、単に一般思想上の遺産....
省察」より 著者:デカルトルネ
十分であるからであり、他方またこの精神の不死を結論し得るもろもろの前提はあらゆる自然学からの説明に依繁しているからである。すなわちまず、およそあらゆる実体、詳し....
冬の王」より 著者:森鴎外
つ置いてある。卓の上には分析に使う硝子瓶がある。六分儀がある。古い顕微鏡がある。自然学の趣味もあるという事が分かる。家具は、部屋の隅に煖炉が一つ据えてあって、そ....
読書遍歴」より 著者:三木清
ス倫理学』との中からであった。ハイデッゲル教授のゼミナールでもアリストテレスの『自然学』がテキストに用いられた。なおそのゼミナールで使われた他の書物はフッサール....
法学とは何か」より 著者:末弘厳太郎
し心掛けよく本式に勉強した者は、いつとはなしに段々と法学が何であるかを理解して、自然学習に興味を持ってくるようにもなる。しかし私の知っている限り、かなり多数の学....
訳本ファウストについて」より 著者:森鴎外
いる友人が来たので雑談をしているうちに、私がこう云った。「ギョオテは詩人で同時に自然学者だ。それにファウスト第二部で悪魔が地の下に堕されて、苦しまぎれに上からも....