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自由思想家
「自由思想家〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
自由思想家の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
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「侏儒の言葉」より 著者:芥川竜之介
とである。尤《もっと》も「自由に」と云う意味は必ずしも厚顔にと云う意味ではない。
自由思想家
自由思想家の弱点は
自由思想家であることである。彼は到底狂信者のよ....
「パンドラの匣」より 著者:太宰治
時で全く違うものだと言っていいだろう。真理を追及して闘った天才たちは、ことごとく
自由思想家だと言える。わしなんかは、自由思想の本家本元は、キリストだとさえ考えて....
「十五年間」より 著者:太宰治
時で全く違うものだと言っていいだろう。真理を追究して闘った天才たちは、ことごとく
自由思想家だと言える。わしなんかは、自由思想の本家本元は、キリストだとさえ考えて....
「同志小林の業績の評価に寄せて」より 著者:宮本百合子
度に対し憤激したのはひとり革命的労働者、農民ばかりではなかった。ブルジョア作家、
自由思想家などもその衝撃を披瀝し、三・四月の文芸時評はことごとく何かの形で、同志....
「科学論」より 著者:戸坂潤
上で研究を発表している。 ** ニュートンに関する研究が、十八世紀の啓蒙主義者・
自由思想家・唯物論者の最も好んだテーマであったことは、すでに触れた。 *** 社....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
本気に一度もよんではいないらしい。この人などきっとヨーロッパの伝統の中では、所謂
自由思想家というタイプの典型なのね、きっと。今よんでいるのは「恋愛と結婚」原名「....
「再び科学的精神について」より 著者:戸坂潤
究に訴えることは許されないか無意味である。批判的検討の自由に基いた思索は、異端か
自由思想家の列に這入るほかなく、実証的研究に訴えようとすれば多くの場合宗教批判の....
「カラマゾフの兄弟」より 著者:ドストエフスキーフィヨードル・ミハイロヴィチ
ドル・パーヴロヴィッチの思いつきに賛成した。四、五十年代の自由主義者であり、また
自由思想家で無神論者たる彼は、退屈しのぎのためか、それとも気軽な慰み半分にか、と....
「ジャン・クリストフ」より 著者:豊島与志雄
ださるだろうと、彼はおのずから信じがちだった。――クリストフの父のメルキオルは、
自由思想家をもってみずから任じていただけに、ユダヤ人から金を取ることをさほど懸念....
「ジャン・クリストフ」より 著者:豊島与志雄
でいる地方、脱走した連隊、焼かれた県庁、憲兵隊の先頭に立って馬に乗ってる収税吏、
自由思想家らが自由の名においてこわそうとしてる教会堂を保護せんため、釜《かま》に....
「ジャン・クリストフ」より 著者:豊島与志雄
らあまりよくは見られていなかった。彼らは彼女のうちに邪悪な精神があるとし、彼女を
自由思想家もしくはそれになりかかってる者だと見なしがちだった。なぜなら、彼女は善....
「ジャン・クリストフ」より 著者:豊島与志雄
いでいた。もとより、上に立つ人々から圧迫され、あらゆる行動を司教らからうかがわれ
自由思想家らからねらわれ、両者から争って思想を利用され自分の信仰に反する役目をさ....
「ジャン・クリストフ」より 著者:豊島与志雄
るには、信仰と自由とをともに失っていなければいけない。真のカトリック信者があえて
自由思想家になる場合には、それは戸籍吏を牧師たらしむるためにではない。神と自由意....
「ジャン・クリストフ」より 著者:豊島与志雄
したが、自分の信念に関する不公正にはどうしても忍従できなかった。なぜなれば、彼は
自由思想家であり、あらゆる宗教家から解放されてると自称し、クリストフを変装した僧....
「秘密の庭」より 著者:チェスタートンギルバート・キース
罰の軽減、監獄の浄化等いう方面に及んだことである。彼はフランスの偉大な人道主義的
自由思想家の一人であった。 ヴァランタンが帰宅した時はもう燕尾服を着て胸に赤バ....