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自画
「自画〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
自画の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「侏儒の言葉」より 著者:芥川竜之介
・アンジェロの「最後の審判」の壁画よりも遥《はる》かに六十何歳かのレムブラントの
自画像を愛している。
わたしの愛する作品
わたしの愛する作品は、――....
「特許多腕人間方式」より 著者:海野十三
にするのだ。人間の働きは、五割方増加する。どうです、すばらしい発明でしょうがな」
自画自賛――という字句は、この客のために用意されたものであったかと、余は始めて悟....
「綺堂むかし語り」より 著者:岡本綺堂
いて嬉しがった。 その翌年の夏、銀座の天金の主人から、暑中見舞いとして式亭三馬
自画讃の大色紙の複製を貰った。それは糸瓜でなく、夕顔の棚の下に農家の夫婦が涼んで....
「黒死館殺人事件」より 著者:小栗虫太郎
。「その代り鉛筆と解剖刀が必要なんですよ。そりゃ僕も、一度は津多子夫人を、風精の
自画像として眺めたことはありましたがね。ところが田郷さん、これがまた、悲痛きわま....
「御萩と七種粥」より 著者:河上肇
しおらしくて上品だが、不平がましい面を曝すのは醜くて卑しい。しかし此の思い出も亦
自画像のためのスケッチの一つだと考えている私は、序に醜い側をも書き添えて置かねば....
「楢重雑筆」より 著者:小出楢重
度|吃又の芝居の如きものでしょう。あの又平が、一生懸命になって手水鉢へ裃をつけた
自画像を描きます。あの手水鉢はガラスではありませんが、又平の誠が通じて石の裏から....
「大切な雰囲気」より 著者:小出楢重
自画像 押入れから古い一束のはがきと手紙の包みが現われた。調べてみると昔、両親....
「鴉片を喫む美少年」より 著者:国枝史郎
は以外だったよ。 と云って何も僕という人間が、醜男だったからと云うのではない。
自画自賛で恐縮だが、僕という人間は君も知っている通り、かなりの好男子であるはずだ....
「顔」より 著者:高村光太郎
しいものが出て居たり、万人万様で、結局「思無邪」の顔が一番ありがたい。自分なども
自画像を描く度にまだだなあと思う。顔の事を考えると神様の前へ立つようで恐ろしくも....
「チェーホフ試論」より 著者:神西清
稽小説になってしまった。これが活字になってからチェーホフは、前もって書かれたこの
自画像の正確さを確かめるべく、わざわざ現地へ出かけたのである。少くも結果はそうな....
「我家の園芸」より 著者:岡本綺堂
たいて嬉しがった。 その翌年の夏、銀座の天金の主人から、暑中見舞として式亭三馬
自画讃の大色紙の複製を貰った。それはへちまでなく、夕顔の棚の下に農家の夫婦が凉ん....
「宝永噴火」より 著者:岡本かの子
慧鶴の最初剃髪した原駅の松蔭寺に遺っている木像や、白隠自身たびたび描いている
自画像を見ても、大きく高い峯の鼻で、黒い眸の大きな眼を持っている。口はややこれら....
「「にんじん」とルナアルについて」より 著者:岸田国士
なるモデルのある人物にすぎないのである。 ただ、少年「にんじん」だけは、作者の
自画像としてみるのでなければ、この作品に登場する人物のうち、特にルピック夫人の戯....
「空中征服」より 著者:賀川豊彦
――作者
自画―― 「偉大なる大大阪の市民諸君、私はこのたびこの大大阪の市長として席を汚す....
「道は次第に狭し」より 著者:北大路魯山人
だが放送に当って、これがたいへん美味いものだから一般の人にも召し上がれる、という
自画自賛の言葉が付け加えられていた。 私には異議がある。 この時の料理は、自....