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臭橘
「臭橘〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
臭橘の前後の文節・文章を表示しています。該当する2件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「ヰタ・セクスアリス」より 著者:森鴎外
も見えねば桜も見えない。内の塀の上から真赤な椿の花が見えて、お米蔵の側《そば》の
臭橘《からたち》に薄緑の芽の吹いているのが見えるばかりである。 西隣に空地があ....
「雁」より 著者:森鴎外
源や雁鍋のある広小路、狭い賑やかな仲町を通って、湯島天神の社内に這入って、陰気な
臭橘寺の角を曲がって帰る。しかし仲町を右へ折れて、無縁坂から帰ることもある。これ....