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「至公〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

至公の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
河豚食わぬ非常識」より 著者:北大路魯山人
していると告白するに躊躇しない。この日夜飽くなき美食何十年の実際生活を基本として至公至平に判断するとき、ふぐは絶味も絶味、他の何物にも処を異にすると断言してはば....
夜明け前」より 著者:島崎藤村
なろう。この上は、ただ自身に反省して、己を責め、私を去り、従前の非政を改め、至忠至公の誠心をもって天下と共に朝廷を輔翼し奉るのほかはない。その事は神祖の神慮にも....
現代唯物論講話」より 著者:戸坂潤
極的に区別されるに過ぎない。而も無内容なこの諸名辞の今云った一定連関――諸公理乃至公理体系――さえが単に、論理的に矛盾を含んでいないという消極的な条件に従ってさ....
思想としての文学」より 著者:戸坂潤
課題の意味がハッキリするだろうと思う。科学的探究が科学的探求に止まる限り、公理乃至公式の体系に止まっている。之は例えば歴史に就いて云えば、社会の分析であって、ま....