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「舞台開き〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

舞台開きの前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
五所川原」より 著者:太宰治
叔母が五所川原にいるので、小さい頃よく五所川原へ遊びに行きました。旭座の舞台開きも見に行きました。小学校の三、四年生の頃だったと思います。たしか友右衛門....
随筆 寄席風俗」より 著者:正岡容
慰問に踊りにゆくことになっていたので、さっそくそれにくっついて行きました。小屋は舞台開きには六代目(尾上菊五郎)がきたといわれる昔の関谷座で、今東宝劇場とかいっ....
明治劇談 ランプの下にて」より 著者:岡本綺堂
人を舞台以外で初めて見たのは、明治十八年の一月、久松座が改築して千歳座と改称した舞台開きの時であった。狂言は一番目が「碁盤忠信」、二番目が「筆売幸兵衛」で、一番....
二階から」より 著者:岡本綺堂
まで一度も交際したことはなかった。が、私の方ではこの人を記憶している。歌舞伎座の舞台開きの当時、私は父と一所に団十郎の部屋へ遊びにゆくと、丁度わたしと同年配ぐら....
源之助の一生」より 著者:岡本綺堂
歌舞伎の俳優は小芝居へ出勤することを許されないにもかかわらず、彼は神田の三崎座の舞台開きに出勤したので、東京に身を置き兼ねる破目に陥ったのである。彼が小芝居に出....
明治演劇年表」より 著者:岡本綺堂
の本建築落成。七、八の両日を以て盛大なる開場式を行い、顕官紳士一千余名を招待す。舞台開きの狂言は「松栄千代田神徳」にて、団十郎、菊五郎、左団次、仲蔵、半四郎ら出....