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航跡
「航跡〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
航跡の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「地球発狂事件」より 著者:海野十三
た。彼の眼にはパアサーから借りた六倍の双眼鏡があてられていた。 船が大きく曲線
航跡を描いて七面鳥桟橋へ横付けになる用意の姿勢に移った。埠頭に群れ集まる数百人の....
「霊魂第十号の秘密」より 著者:海野十三
見、潮《しお》のにおいをかいで、すっかりうれしくなり、いつまでも眺めていた。白い
航跡《こうせき》が消えて、元のウルトラマリン色の青い海にかえるところあたりに、執....
「火星探険」より 著者:海野十三
ン技師は舵をうんと引き、それから、流れる数字に従って舵を合わせた。この数字は安全
航跡を示すもので、例のテレビジョンが自動的に測ってしらせて寄越すものであった。 ....
「二、〇〇〇年戦争」より 著者:海野十三
がせた。停るのかと見ていると、これがまた、俄にスピードをあげて、妙な曲線を描いた
航跡をのこして前進するのであった。 「はてな。あの怪潜水艦は、なにを考えているの....
「火星兵団」より 著者:海野十三
げる、にげる。丸木艇は、だんだん地球からとおざかっていくぞ」
博士は、丸木艇の
航跡を測りながら、宇宙図のうえに、鉛筆でしるしをつけていく。
「地球から、とおざ....
「随筆 新平家」より 著者:吉川英治
を、大地に俯瞰したといえない。 眼を転じるならば。 鞍馬から奥州まで、一抹の
航跡を曳いて、また忽然と、熊野船で、紀州方面へ掻き消えた牛若の義経が、時代の惑星....