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「般若経〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

般若経の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
般若心経講義」より 著者:高神覚昇
ついてというのです。したがって『般若心経』という、この簡単なる経典は、ただに『大般若経』一部六百巻の真髄、骨目であるのみならず、それは実に、仏教の数ある経典のう....
四谷怪談」より 著者:田中貢太郎
べたが、黒猫が一ついたばかりで別に不思議もなかった。しかし、怪異が気になるので大般若経などを読んでもらったりしているうちに、これも病気になって歿くなったので秋山....
魔王物語」より 著者:田中貢太郎
師を伴れて来た。 其の猟師は重兵衛と云う男であった。彼は平太郎に向って某寺で大般若経を空中に投りあげて、和尚をはじめ参詣人を恐れさした古狸や、また、某祠を三|....
安吾の新日本地理」より 著者:坂口安吾
で、新しい教養を見るのがフシギなような、しかし好もしいものであった。 系図や大般若経の写本や昔の獅子面などを見せてもらったあとで、コマ神社の歴史についての薄ッ....
赤坂城の謀略」より 著者:国枝史郎
白覆輪の太刀、それに鎧一領を副え、徒者数人に曳き持たせ、正成は天王寺へ参詣し、大般若経転読の布施として献じ、髯の白い老いた長老に会い、正成不肖の身をもって、一大....
東洋文化史における仏教の地位」より 著者:高楠順次郎
ありますが、とにかく天平写経である。それと較べて見たら大体分るだろうというので大般若経だけ持って行きまして石山寺で較べて見ました。そうすると石山寺に残っている写....
チベット旅行記」より 著者:河口慧海
在るのですが、この穴は十二年に一遍ずつしか開けられない。 そもそも龍樹菩薩は大般若経の妙理について、如来の説かれた小さな原本によってその説を敷衍するためこの窟....
私本太平記」より 著者:吉川英治
がおもである。ゆるやかな動きにすぎない。 その間の小半日。天王寺の金堂では、大般若経の転読がながれていた。この日、正成は先ごろの戦勝のお礼に、二頭の神馬と、白....