» 舵取

「舵取〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

舵取の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
海に生くる人々」より 著者:葉山嘉樹
けるだろうと思われる「おもて」には、上下二段にベッドを作りつけて、水夫長、大工、舵取《かじと》りを除いた、水夫五人と、おもてのコックが一人《ひとり》と、ストキと....
名娼満月」より 著者:夢野久作
すのであった。 千六は天の助けと喜んだ。すぐに多分の酒手を与えて船頭を初め舟子舵取まで上陸させて、自分一人が夜通し船に居残るように計らった。 船の中が空っぽ....
鳴門秘帖」より 著者:吉川英治
巻いて、目指すつづらとともに、松兵衛、新吉の二人をも剣槍の中にくるんでしまった。舵取も舵に手がつかない、櫓方も胆をひしがれて姿をひそめ、方向の眼を失った船そのも....