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「船外〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

船外の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
海底大陸」より 著者:海野十三
にちがいない。なにしろ、ぼくはたしかにあの手紙を五百つくって前後五回にわたって、船外に投げたんだから、そのうちのいくつかがとどかなければならんと思うんだが……」....
死の快走船」より 著者:大阪圭吉
へロープで繋がれたんだな」 「そうだ。だがそれだけじゃあない。ただ深谷氏の屍体が船外に投げ出されただけではなく、深谷氏よりももっと重かった筈の彼以外の重量――人....
南極の怪事」より 著者:押川春浪
る、それにしても彼の海賊等はいかにせしかと、余は静かに立ちあがって耳を澄ますに、船外には相変らず風荒れ波吼ゆるのみ、されど人声とては少しも聴えざりけり。 余は....
南半球五万哩」より 著者:井上円了
、無数の木葉の江上にうかぶがごとし。その動くや男子櫓をこぎ、女子楫をとるも、男子船外に出ずるときは、女子自ら櫓をこぐなり。一家の生活費、一カ月三円ないし五円くら....
大利根の大物釣」より 著者:石井研堂
分で弱りきるまで痿やして。』と言いつつ例の如く、直ちに水押の上に俯して、半身殆ど船外に出し、左手を伸べて、綸を拇指と示指の間に受け、船底にかき込まるるを防ぎ、右....