艇首[語句情報] »
艇首
「艇首〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
艇首の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「怪星ガン」より 著者:海野十三
すがたが豆つぶほどの大きさにうつっている。ギンネコ号も、このうちの救援隊のほうへ
艇首をむけて走っているのだが、あと一時間しないとそうほうは出会えない。 映写幕....
「宝島」より 著者:佐々木直次郎
上陸しようと直ちに思いついたのだ。で、すぐさま舷側を滑り下りて、近い方のボートの
艇首座に身を丸くしてちぢこまった。と、ほとんど同時にそのボートは押し出された。 ....
「潜航艇「鷹の城」」より 著者:小栗虫太郎
。 そして艇は、女王シャーロット島を後に、北航をはじめたのであったが、まもなく
艇首をカムチャツカに向けた。 その間も、十三|節か十四節で、たいてい海面を進ん....
「競漕」より 著者:久米正雄
。水路を見渡すと風は全く凪いでいるのではなかった。それは絶えず北東から吹いて来て
艇首を左へ曲げた。久野はそれを直おすために、幾度も二番に軽るく櫂を入れさせなけれ....