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艪声
「艪声〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
艪声の前後の文節・文章を表示しています。該当する2件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「小説 円朝」より 著者:正岡容
御門が映り、それが鬱金《うこん》いろの春日にキラキラ美しく揺れていた。 絶えず
艪声も聞こえてきた。 こうした江戸前のスッキリした眺めも、いよいよ自分も一人前....
「日和下駄」より 著者:永井荷風
る。閑雅《かんが》の趣|自《おのずか》ら画面に溢れ何となく猪牙舟《ちょきぶね》の
艪声《ろせい》と鴎《かもめ》の鳴く音《ね》さえ聞き得るような心地《ここち》がする....