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良好
「良好〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
良好の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「近時政論考」より 著者:陸羯南
ト党は務めて国権を拡張し務めて民権を減縮して農工商の諸業をも悉皆国家の自ら掌るを
良好となす、けだし二党おのおの国権と民権の相分かるるゆえんを知らざればなり云々」....
「少年探偵長」より 著者:海野十三
倉八十丸老人は、あれからすぐに、病院へかつぎこまれたが、さいわい、その後、経過は
良好で、一週間もすると、ステッキ片手に、病院の庭を、散歩できるようになった。 ....
「超人間X号」より 著者:海野十三
前に坐って、機械をいじっているのがサルなのだから―― 「よし、機械の調子はしごく
良好《りょうこう》だ。それではだまって爆撃するのも卑怯《ひきょう》だから、X号に....
「地獄の使者」より 著者:海野十三
ら心臓麻痺の問題であるが、これは剖検で確認した。しかし当人の生前の健康状態は頗る
良好で、年齢の割に溌剌としていて、心臓麻痺を起しやすい症状にあったとは思われない....
「霊訓」より 著者:浅野和三郎
ある。大体に於て霊界通信は、霊媒の心が受身になって居れば居るほど、又周囲の状態が
良好であればあるほど、純潔性を保つことができるのである。試みにバイブルを繙いて見....
「発明小僧」より 著者:海野十三
か焦げた方が好きです)、蒸焼シ得ルノミナラズ蒸焼ヲ二回ニ順次行ウヲ以テ塩ノ浸滲ハ
良好ニ行ワレ(とてもタマランです)、更ニ蓋ニ保温室ヲ設クルコトニヨリ之ヲ焼冷シト....
「ファラデーの伝」より 著者:愛知敬一
ところが、これとは別に次のような発見が一八二四年に公表された。フランスのアラゴは
良好な羅針盤を作って、磁針を入れる箱の底に純粋の銅。 そこで、アラゴの考えるに....
「怪異黒姫おろし」より 著者:江見水蔭
二 美少年滝之助は越後領|関川宿の者、年齢は十四歳ながら、身の発育は
良好で、十六七にも見えるのであった。それで又見掛けは女子に均しい物優しさ、天然の....
「世界の裏」より 著者:国枝史郎
しかし然ういう国家であっても、前記の如く、曠古の英雄ハンニバルを産んだ如き、質素
良好の国家だったのである。 では、もし、挙国一致、婦人が髪を切って弓弦として、....
「鳩つかひ」より 著者:大倉燁子
鳩に関する記事は何より先に目に入る。 一時重体を伝えられた杉山書記官は幸にも経過
良好で数日中に退院するという。氏は再度の危険を怖れて立松捜査課長等の反対にもかか....
「融和問題に関する歴史的考察」より 著者:喜田貞吉
視せられて、通婚を拒否せられるような場合はあるとしても、ともかく社会的地位はやや
良好な方でありまして、後世ではたいてい普通部落と差別のないようになっておりますが....
「ベートーヴェンの生涯」より 著者:ヴェーゲラーフランツ・ゲルハルト
た他の医者はドーナウの例の温湯浴をすすめた。こいつはききめがあって腹の方はずっと
良好だが耳はやはりよくない、むしろ悪くなっている。この冬の僕の状態はまったく情な....
「若鮎の気品を食う」より 著者:北大路魯山人
に過ぎるものだ。鮎は同時に同所で釣り上げたものでも、大小が混ざっている。大は発育
良好のもの、小は発育不良のものと見てよい。もとより発育
良好をよしとする。 料理....
「戦争史大観」より 著者:石原莞爾
ている事と信ぜられるが、その急速なる成功を祈念する。 糧秣その他作戦軍の給養を
良好にするため北満の開発が大切であり、北辺工作はその目的が多分に加味されている事....
「色盲検査表の話」より 著者:石原忍
ることを述べ、石原表の第五表一枚が他の二つの検査表のすべてを合せたものよりも一層
良好であると書いて、最後に『本表は一時米国へも来たが、昨今は全く品切になってその....