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「良能〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

良能の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
万葉秀歌」より 著者:斎藤茂吉
他にも例が多く、必ずしも※旅にあって詠んだとせずともいいであろう。「アラノ」(安良能)といって「アラヌ」(安良努)と云わなかったのは、この歌ではアラノと発音して....
おさなごを発見せよ」より 著者:羽仁もと子
かりが日に日に強くされてゆきます。こうして丈夫に生まれても弱くなる赤ん坊や、良知良能《りょうちりょうのう》がさずかっているのに、まったくききわけのないわがままな....
たましいの教育」より 著者:羽仁もと子
《じゅんち》しつつ生活をするものだということを、幼児の肉体ばかりでなく、その良知良能に毎日毎日訴えつつ育ててゆくのだということを、ふかく自覚していることが大切で....
良寛様の書」より 著者:北大路魯山人
の書、それは品質に見ても、形貌すなわち書風に見ても、容易にあり得ない、素晴らしい良能の美書というべきである。なんの角度から見ても世の常の通りものとは格が異ってい....
三国志」より 著者:吉川英治
彰、馬武にも勝る器量をそなえ、夏侯惇は、軍中の第一奇才たり。曹子孝は、平常治策の良能、世間の副将というべきか。――どうだ、学人。これでも人なしというか」 禰衡....
エタ源流考」より 著者:喜田貞吉
呼ばれる様になったのは、鎌倉時代以来の事であった。大永三年に鶴岡八幡宮の別当法眼良能から、山ノ内・藤沢の長吏に与えた文書にも、「八幡宮掃除。」とある。鶴岡八幡宮....