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色付け
「色付け〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
色付けの前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「右門捕物帖」より 著者:佐々木味津三
い群青《ぐんじょう》色でした。 しかし、よくよく見比べると、三体の焼きぐあい、
色付けの仕上がり、細工のできばえに、あきらかな優劣が見えるのです。右がいちばん上....
「街頭から見た新東京の裏面」より 著者:杉山萠円
ものでなければならぬ。 彼等はこの鳥打帽式の自由な奔放な生活振りに依って東京を
色付けている。風俗、商売、女等に彼等の思想傾向を反映さしている。 排米問題の時....
「神州纐纈城」より 著者:国枝史郎
の放つ光線が、水勢へ陰影をつけるからであった。泡沫が水路を煙らせた。それが微光に
色付けられ、鈍い真珠の宝玉を綴った。滝壺は湯のように煮え立っていた。四辺が明るん....
「詩の原理」より 著者:萩原朔太郎
、伝統的な、あまりに日本人的な卑俗感やデモクラシイやを、新思潮のジャーナリズムで
色付け得るから。最近の無産派文学や社会主義やも、多分これと同様のものであるだろう....
「追憶」より 著者:宮本百合子
に保ち続けて居られる。 二つの霊の交通は彼の時の純なまま愛に満ちたまま何物にも
色付けられる事なしに、墓に入る日まで私の胸に響き返る事が出来るのである。 大変....
「純粋経済学要論」より 著者:手塚寿郎
ときには、彼らは利益を受け、反対の場合には、損失を蒙る。これらが企業者の職分を特
色付けるそれぞれの現象である。 一九〇 先に述べた生産要素の表(第一七八節)と....