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色分け
「色分け〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
色分けの前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「縮図」より 著者:徳田秋声
多く、それも土地に根を張っていた政友会系の人が七分を占め、あと三分が憲政会という
色分けで、出て間もない銀子はある時これも政友系の代議士|八代と、土地の富豪倉持と....
「日本イデオロギー論」より 著者:戸坂潤
るから、彼等の最も自然発生的な直覚によると、社会は先ず第一に知識人と非知識人とに
色分けされると考えられ勝ちであるが、その際、知識上の又は知能上の優越が、社会に於....
「黒馬車」より 著者:宮本百合子
者なんて不親切なものだなどと云い合って居た。 物に熱し易い娘は、 人の命の
色分けはないじゃあありませんか、もう一度そう云って見ましょうよね。 若しそいで....
「あたらしい憲法のはなし」より 著者:文部省
す。つまり政党は、國民ぜんたいが、國を治めてゆくについてもっている意見を、大きく
色分けにしたものといってもよいのです。民主主義で國を治めてゆくには、國民ぜんたい....
「余は大衆作家にあらず」より 著者:中里介山
。 しかし、折々はどうも、それだけでは済まされないという弱味が湧くと見え、その
色分けや命名を試みて世間を煙に巻いたつもりでいる文士連の中から問わず語りに申訳の....
「明治開化 安吾捕物」より 著者:坂口安吾
区は赤色、百回以上がダイダイ色、五十回以上が黄色、十回以上が薄ミドリというように
色分けになっていて、この地図を見ると、他の雷雲に二重、三重に見舞われる地域もある....
「かくれんぼ」より 著者:斎藤緑雨
女形で行く不破名古屋も這般のことたる国家問題に属すと異議なく連合策が行われ党派の
色分けを言えば小春は赤お夏は萌黄の天鵞絨を鼻緒にしたる下駄の音荒々しく俊雄秋子が....
「宮本武蔵」より 著者:吉川英治
ういう虚無的な人間も、いっぱしな政治観や社会観を放言し、そして、徳川とも豊臣とも
色分けつかない偽装をもって、その時々の世情によって、狡く泳いで、うまい蔓でもあっ....