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芋銭
「芋銭〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
芋銭の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「獄中生活」より 著者:堺利彦
午後半日をそこで暮した。二個の病客が床を敷き並べて相顧みて憮然たるところ百穂君か
芋銭君かに写してもらいたいような心地がした。 二十八日 ようやく下痢がとまった。....
「生前身後の事」より 著者:中里介山
ない、これは近所の人の紹介で神田区の或製本屋へ頼むことにした、それから口絵は小川
芋銭氏と井川洗※氏に頼むことにした、三度刷位の木版に注文して
芋銭氏にはお地蔵様を....
「帝展を見ざるの記」より 著者:寺田寅彦
作、麦僊の「湯女」などがある。それから少し方面はちがうがあまり評判のよくなかった
芋銭の「石人」などからも何事かを教えられた。まだ外にも数えてみれば存外あるかもし....
「二科会その他」より 著者:寺田寅彦
が出ないとどこか物足りない。 龍子氏ももう少し心臓の方を働かせて描いてほしい。
芋銭氏の絵には時々心臓が働いているように見えるのを頼もしく思う。今年のはあまりは....
「一商人として 」より 著者:相馬愛蔵
犬養翁、また私の恩師渡辺海旭上人の偈文、現満州国皇帝の溥儀執政時代の御手蹟、小川
芋銭氏の狐の嫁入り、良寛の扇面掛軸、明治大正昭和を通じてそれぞれ有名無名の人の優....
「沼畔小話集」より 著者:犬田卯
いうのであった。 M教師は酒肴を出しつつ、 「はア、そうですか、この村には小川
芋銭先生がおられますが、ご存じですか」 すると男爵は視線をあちこちさせて、 「....