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花嫁御寮
「花嫁御寮〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
花嫁御寮の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「陽炎座」より 著者:泉鏡花
で、お稲はその身の前妻じゃ。―― との、まだお稲が死なぬ前に、ちゃッと祝言した
花嫁御寮に向うての、――お主は後妻じゃ、二度目ぢゃと思うておくれい、――との。何....
「菜の花物語」より 著者:児玉花外
人夫が担いで、八九人の中に怪しい紋附羽織の人が皆黙って送って行く――むろん本尊の
花嫁御寮はその真中にしかも人力車に乗って御座る――が恰ど自分の眼の前に来かかった....
「三国志」より 著者:吉川英治
兵を派して輿を途中から連れもどし、そのまま、もとの深窓に封じてしまった、――あの
花嫁御寮なのである。 花嫁はまだ小さい。 国と国の政略も知らない。戦争がどこ....