花序[語句情報] »
花序
「花序〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
花序の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「旅愁」より 著者:横光利一
を仰ぐと、花がぽたぽた落ちて来て冷く鼻を打った。燭台に刺さった蝋燭のような無数の
花序の集合した庭の中を光線の縞がはっきりと流れて見える。
「今夜は愉快だ。お蔭で....
「夜の靴」より 著者:横光利一
ちた胡桃が籠に積ったまま触れるもののない板の間で、魚の匂いを嗅ぎ廻っている黒猫。
花序を白ませた紫苑の丈が垣根に添い崩れて来る。 別家、久左衛門の家の末娘のせつ....
「植物一日一題」より 著者:牧野富太郎
出来ないだけである。実際はその果の内部に小花が填充しているのである。すなわちその
花序は閉頭総状花である。言葉を換えていってみれば、これは変形せる一つの総状花穂(....