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「花祭〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

花祭の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
水の女」より 著者:折口信夫
住漢民族の茫漠たる道教風の伝承が、相混じていたためもある。ゆきあい祭りに行うた鎮花祭と同じ意義のもので、奈良朝よりも古くから、邪気送りの神事が現れたことは考えら....
一商人として 」より 著者:相馬愛蔵
釈迦降誕会の行事を復活させたいと思い、昭和三年初めて降誕会を兼ねて、我が中村屋で花祭りをすることにしたのです。そして幼い頃の釈迦だんごを思い出し、さらに新しい工....
本朝変態葬礼史」より 著者:中山太郎
て疎び荒ぶることを恐れて、かくは屍体を緊縛するようになったのである。我国で古く鎮花祭《はなしずめまつり》と云うのを、桜の花の散る頃に行うたのは、あたかもこの時分....
手仕事の日本」より 著者:柳宗悦
井にある菟足神社で売る風車は甚だ味の富んだ郷土玩具の一つであります。三州の有名な花祭に用いる「ざぜち」と呼ぶ切紙も見事な出来栄を見せます。半紙に鳥居だとか馬だと....
宮本武蔵」より 著者:吉川英治
「お通さん、いたか」 「いた、きょうはな、おばば、お通姉さんは美麗な帯をして、花祭りしていた」 「甘茶と、虫除けの歌を、もろうて来たか」 「ううん」 「なぜも....
年中行事覚書」より 著者:柳田国男
事であったことが分る。すなわちまた竿なしの花を用いた古い一例である。 花の窟の花祭はあまり物遠いとしても、日前国懸両宮往古年中行事にも「四月八日|供躑躅」とい....