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「花紋〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

花紋の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
母子叙情」より 著者:岡本かの子
入る初夏近い日光を吸っている。高い天井は、他の室と同じ英国貴族の邸宅に見るような花紋の浮彫りがしてあり、古代ギリシヤ型の簡素な時計が一個、書籍を山積した大デスク....
艸木虫魚」より 著者:薄田泣菫
ったのだった。 茶碗は天目だった。紺青色の釉のなかに宝玉のような九曜星の美しい花紋が茶碗の肌一面に光っていた。政宗は持前の片眼に磨りつけるようにして、この窯変....
幕末維新懐古談」より 著者:高村光雲
ようなもの)その事が載っているが、賞牌の一番が竜紋賞で、二番目が鳳紋賞、三番目が花紋賞というのです。君の観音は一番の賞牌ですよ、など物語る。私は岡田のいうことば....
余齢初旅」より 著者:上村松園
て私を降ろしてくれるのであった。 支那靴などにもとても美しいものがあった。龍や花紋様が刺繍で色美しく入れてあってなかなか美術的なものである。私はそれも買い入れ....