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「芸文〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

芸文の前後の文節・文章を表示しています。該当する14件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
渋江抽斎」より 著者:森鴎外
んがために、伊沢蘭軒に師事した。師が三十八歳、弟子が十歳の時である。父|允成は経芸文章を教えることにも、家業の医学を授けることにも、頗る早く意を用いたのである。....
愛と認識との出発」より 著者:倉田百三
。その他世に公けにせられたのは「法則」(哲学雑誌)、「ベルグソンの哲学研究法」(芸文)、「論理の理解と数理の理解」(芸文)、「ベルグソンにつきて」(学芸大観)、....
世界の一環としての日本」より 著者:戸坂潤
?)が邪魔をしているのかも知れないが。 四 こうした漱石=岩波文化が、今日の学芸文芸の世界に於けるアカデミーの標準と、可なり一致していることは、不思議ではない....
東山時代における一縉紳の生活」より 著者:原勝郎
ることのみである。先ず第一段から始めよう。因《ちなみ》に述べておくが予はかつて『芸文』第三年第十一号に、「足利時代を論ず」と題する一篇を掲げたことがある。東山時....
獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
もう大丈夫ですから御安心下さい。 ヘッセの『イリース』等を出している本屋の名が芸文書院と読めたのですが、それで当っているでしょうか。一番最後の行の良い芸術と書....
上海の渋面」より 著者:豊島与志雄
りその一派から親しまれていた内山完造氏の周囲には、上海在住の文芸愛好者達から成る芸文会という集まりがあるが、その会合にも今は殆んど中国人の出席を見ないそうである....
学生と読書」より 著者:倉田百三
をあまねく人類に宣伝的に感染させようとしたものから、哲学的の思索、科学的の研究、芸文的の制作、厚生実地上の試験から、近くは旅行記や、現地報告の類にいたるまで、こ....
白光」より 著者:井上紅梅
クスクスと噴き出したが、また憤然としてたちまち本の包の中から、正しく書き写した制芸文と試験用紙を脱き出し、それを持って外へ出た。家の門まで出ると凡てがハッキリ見....
わが青春」より 著者:三木清
もないであろう。あのころ先生は『自覚における直観と反省』を書いておられ、初めは『芸文』に、やがて創刊された『哲学研究』に、毎月発表されていた。先生の勉強ぶりは学....
鴎外の思い出」より 著者:小金井喜美子
本書の編輯に際して、今は世に珍らしきものとなれる小金井家所蔵の『めざまし草』『芸文』及『万年艸』の完本、並に友人|竹友虎雄君所蔵の『しがらみ草紙』の完本を借用....
武士を夷ということの考」より 著者:喜田貞吉
ずして内地の浮浪の民を辺境に移植屯田せしめたるものなりと解するなり。文は載せて『芸文』第六年第六号(大正四年六月発行)にあり。着眠奇警にして、在来の俘囚はもと是....
向嶋」より 著者:永井荷風
るがために今もなお一部の人には時として幾分の興趣を催させる事である。わが旧時代の芸文はいずれか支那の模倣に非《あ》らざるはない。そはあたかも大正昭和の文化全般の....
中世の文学伝統」より 著者:風巻景次郎
風関雎の序に、心にある間を志となし、言に発したのを詩となすというのや、『漢書』の芸文志に言を誦するのを詩というとあるなどがそれである。要するに日本語でいう所のう....
特殊部落ということについて」より 著者:喜田貞吉
て迎えられることになってしまっているのである。この事は京大助教授今西文学士が、「芸文」(大正七年四月号)誌上に詳説せられたところである。内容が改まらねば一旦差別....