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苗代水
「苗代水〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
苗代水の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「空襲葬送曲」より 著者:海野十三
た。「いま、水冷管に冷却水を送り始めました」 「電気は、来ているのですか」 「猪
苗代水電の送電系統は、すっかり同志の手に保持されています。万事オーケーです」 ....
「鳴雪自叙伝」より 著者:内藤鳴雪
石の八陣潮落ちて 陽炎や掘り出す石に温泉の匂ひ 桶に浮く丸き氷や水ぬるむ 子鴉や
苗代水の羽づくろひ 春寒の白粉解くや掌 梅ちりて鶴の子寒き二月かな 永き日や花の....
「源氏物語」より 著者:紫式部
る御様子を思っては自身のことはさしおいて明石は涙ぐまれるのであった。 かりがゐし
苗代水の絶えしよりうつりし花の影をだに見ず いつも変わらぬ明石の返歌の美しい字....
「鯰」より 著者:佐藤垢石
鯰は、五、六月の田植え頃に産卵するのである。田圃に田植えの準備がはじまって、
苗代水が流れだすと鯰は大きな流れや深い淵から、細流や田のなかへ遡り込み、水藻の葉....