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若輩者
「若輩者〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
若輩者の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「水面に浮んだ女」より 著者:田中貢太郎
云うておりますが、お聞きになりましたか」 嘲るような笑い声がそこに起った。 「
若輩者、狸にでも化かされたか」 平三郎は刀を持ったなりにすごすごと離屋の室へ帰....
「宮本武蔵」より 著者:吉川英治
田は、畳みかけて、 「大殿へ会って、何とする気じゃ」 「それがしは、兵法修行中の
若輩者、生涯の心得に、柳生流の大祖より一手の教えを乞わんためでござる」 「しから....
「宮本武蔵」より 著者:吉川英治
吐いてさぞお聞き苦しかったことで」 「なに、私こそ、まだ仕官もせず、世間も知らぬ
若輩者で」 「でも、剣においては。――いやよくお名まえは彼方此方で聞きますぞ。…....
「宮本武蔵」より 著者:吉川英治
はいつまでも乳くさいように自分を視ている。そしてたまたま窓越しに見た武蔵のような
若輩者を、おそろしく過賞し、 (すこし貴様も見ならえ) と、いわないばかりな口....