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苦に病む
「苦に病む〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
苦に病むの前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「浮雲」より 著者:二葉亭四迷
》たる物思いに沈んだ。 どうも気に懸る、お勢の事が気に懸る。こんな区々たる事は
苦に病むだけが損だ損だと思いながら、ツイどうも気に懸ってならぬ。 凡《およ》そ....
「めでたき風景」より 著者:小出楢重
りも下がっていた。 私は昔から骨と皮とで出来上っているために、冬の寒さを人一倍
苦に病む。それで私は冬中彼岸の来るのを待っている。 寒さのはては秋の彼岸だと母....
「巷説享保図絵」より 著者:林不忘
ろそろ参るぞ。よいか。ここにひとり、白髪《しらが》あたまの、他人《ひと》の頭痛を
苦に病むことを稼業《しょうばい》にしておるおやじがおると思え」
「へ」
「日本一....