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「英貨〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

英貨の前後の文節・文章を表示しています。該当する12件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
英本土上陸作戦の前夜」より 著者:海野十三
それならばというので、請求書を五千フランに書き改めると、銀行では、それに相当する英貨で、払ってくれた。彼は、やっと大|安堵の息をついた。これで、乾干しにもならな....
踊る地平線」より 著者:谷譲次
それほど大事なものを失くするなんて実に愚な話だが、旅行中は虎の子の信用状や現金の英貨――旅行に持って歩くには、五|磅乃至十|磅のいぎりすの紙幣が一番いい。相場に....
踊る地平線」より 著者:谷譲次
少にかかわりませず迅速に御届け申上ます。 月 日さくら 敬白 ちなみに英貨一片は日本の約四銭、一志がざっと五十銭に相当するこというまでもない。 さて....
臨時急行列車の紛失」より 著者:新青年編輯局
心と戦って来たのだ、けれども自分の胸にはやはりいつもいつも御前が帰って来るのだ。英貨にすれば二十|磅の金、それだけの金を自分はお前宛に送る。それだけあればお前と....
読書遍歴」より 著者:三木清
殺された」とある。ラテナウ暗殺事件以来マルクは急速に下落を始め、数日後にはすでに英貨一ポンドが千マルク以上になった。やがてそれが一万マルク、百万マルク、千万マル....
少年連盟」より 著者:佐藤紅緑
ン。 ニュージーランド沿岸の地図、世界地図、インキ、ペン、鉛筆、紙、ぶどう酒。英貨若干。 正午ごろにモコウは、幼年組をつれて、たくさんの貝を拾って帰ってきた....
江戸芸術論」より 著者:永井荷風
。 英国の美術館 British Museum は千八百八十二年(明治十五年)英貨三千|磅《ポンド》(凡そ我が三万円)を投じてその当時東京帝国医科大学の雇《や....
欧米各国 政教日記」より 著者:井上円了
の金を各宗に分与す。一八八九年の表によるに、新教宗に十一万五千六百五十二ポンド(英貨)、ローマ宗に四万八千二十四ポンド、ユダヤ教に一千五十五ポンドを下付せりとい....
南半球五万哩」より 著者:井上円了
チリ国一ペソ わが四十銭 ペルー国一ソル わが約一円 当時、英貨一ポンドはおよそわが九円八十銭にして、一シリングはおよそ四十九銭なり。また、....
黒田清隆の方針」より 著者:服部之総
きれきのごとく降って湧《わ》いた。いわゆるロンドン公債――正式には「日本帝国政府英貨百万ポンド海関税公債」――が、ロンドンで発表されたのは一八七〇年四月二十三日....
明治の五十銭銀貨」より 著者:服部之総
外に流れ去ってしまう。当年の外字新聞の計算によれば、開港第一年度の日本輸出総額は英貨に換算して百万ポンド、そのうち現実の商品――茶と生花――は二十万ポンド、のこ....
上海」より 著者:横光利一
り抜けて動揺を防がねばならぬ、と参木は思った。 参木はそれまで、机の上で元貨を英貨のポンドに換算し続けなければならぬのだ。 彼は正午になると煙草を吸いに広場....