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「茂助〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

茂助の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
る。 十二月二十七日 ◯いやに暖し。 ◯朝、千代ちゃん来る。 ◯おひる頃に橋本茂助氏と三男君来宅。炭をもって来て下さる。哲男の熱、少し下がりし由。シズエさんの....
賤ヶ岳合戦」より 著者:菊池寛
外早かった」と五六度呼ばわったと云う。思う壺に入ったわけである。氏家内膳正、堀尾茂助を岐阜の押えとして残し、自らは一柳直末、加藤光泰二騎を従えるや、二時頃には馳....
山崎合戦」より 著者:菊池寛
左衛門に二千人の兵を附して、その占領を命じた。 秀吉も同じく、十三日の早暁堀尾茂助を先ずやり、それでも心もとなく思って、更に堀久太郎をやっている。人数は堀尾、....
舞馬」より 著者:牧逸馬
でとまりだなあと思ったりした。この、子供がないがために、養子とも居候ともつかない茂助が、お八重のはいるまえから、植峰の家にごろごろしていたのだが、茂助茂助で、....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
さきぶれ》があって能登守の一行が占領してしまったけれど、林屋慶蔵というのと、殿村茂助という二軒の宿屋にも少なからぬ客が泊っていました。 笹子峠を下って来た客も....
四谷怪談」より 著者:田中貢太郎
出さないこともないが、それでも心は軽かった。某日お岩が庖厨の庭にいると、煙草屋の茂助と云う刻み煙草を売る男が入って来た。この茂助はお岩の家へも商いに来ていたので....
田園の幻」より 著者:豊島与志雄
、なんだか口数少く、話がはずまないのである。 すると、下女が宗吉を呼びに来た。茂助さんが来てると言う。 一人になって、私はぼんやり狐火を眺めていた。酒を飲ん....
茶漬三略」より 著者:吉川英治
、赤い小旗を舳に立てた一艘が、秀吉殿の御陣からも漕ぎ出した。 それには、堀尾|茂助吉晴どのが、検視として、乗って行かれた。 (秀吉公よりの御贈り物でござる) ....