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茨城
「茨城〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
茨城の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「党生活者」より 著者:小林多喜二
問のことをそう云っていた)されている夢ばかり見て、眼を覚ますと云った。 母は又
茨城にいる娘の夫が、これから何んとか面倒を見てくれるそうだから安心してやったらい....
「空襲葬送曲」より 著者:海野十三
。 「では、所長」と運転手は、降り立った男爵に声をかけた。「たしかに、御婦人を、
茨城県磯崎まで、送りとどけて参ります」 「どうか、頼んだぞ」 「それじゃ、サヨナ....
「海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
で五百機位とにらんだが、発表は一千機内外ということであった。 ◯房総、ヨコスカ、
茨城の飛行場や軍事施設に対しては相当長時間攻撃した。本土上陸の企図か? 小笠原の....
「獄中生活」より 著者:堺利彦
罪名等について、それはそれは繁雑きわまる取調べがあった。薩摩なまり、東北なまり、
茨城弁など、数多の看守が立ちかわり入れかわり、同じようなことを幾度となく聞きただ....
「怪塔王」より 著者:海野十三
かいた。 「この方角です」 その方角というのは千葉県の香取神宮のそばをとおり、
茨城県にはいって霞浦と北浦との中間をぬけ、水戸の東にあたる大洗海岸をつきぬけて、....
「空襲警報」より 著者:海野十三
ね」 「おお分団長。警報は出ないが、しかし油断はならないぜ」 暁の空襲警報
茨城県|湊町の鮪船が四|艘、故郷の港を出て海上五百キロの沖に、夜明を待っていた。....
「転機」より 著者:伊藤野枝
ってM氏はまず鉱毒問題というものから話しはじめた。 谷中村は栃木県の最南端の、
茨城と群馬と接近した土地で、渡良瀬という利根の支流の沿岸の村なのであるが、その渡....
「政談十二社」より 著者:泉鏡花
だけに女中も居ようというのですもの、お苦しかろうではございませんか。 そこで、
茨城の方の田舎とやらに病院を建てた人が、もっともらしい御容子を取柄に副院長にとい....
「万葉秀歌」より 著者:斎藤茂吉
吾は来にしを 〔巻二十・四三七〇〕 防人 前と同じ作者である。鹿島の神は、現在
茨城県鹿島郡鹿島町に鎮座する官幣大社鹿島神宮で、祭神は武甕槌命にまします。千葉県....
「日本文化私観」より 著者:坂口安吾
十年来、たいがい一人で住んでいる。東京のあの街やこの街にも一人で住み、京都でも、
茨城県の取手という小さな町でも、小田原でも、一人で住んでいた。ところが、家という....
「安吾人生案内」より 著者:坂口安吾
犯人が現れた話 さる五月十二日、東京丸の内署に沼田という一人の少年(一八)が「
茨城県の堂守殺しの犯人は私です」と自首して出た。自供をきいていると犯行当時の模様....
「明日は天気になれ」より 著者:坂口安吾
各テーブルに備えてあって、客は立ったままコップを握り勝手に塩カラをつまんでのむ。
茨城県の利根川べり、取手界隈ではこの居酒屋のコップ酒を「トンパチ」という。この辺....
「沼畔小話集」より 著者:犬田卯
村の巡査へ来たとき、彼はもはや消えていたのである。が、あとで捕まった。男爵閣下は
茨城北部のある町の床屋さんであった。道理で汚ない風姿はしていても、いつも髪だけは....
「妖怪報告」より 著者:井上円了
て御発言の節、御説明願いたく候なり。草々不備。 ○ 左に、
茨城県久慈郡下小川村、市毛雪氏より報知ありし奇夢事実ならびに解釈は、奇夢研究の参....
「妖怪玄談」より 著者:井上円了
場所にては移ること遅く、櫃の蓋の上に風呂敷を覆えば、なおよく移るなり。 また、
茨城県太田町、前島某氏の報知によるに曰く、 (前略)竹の長さを九寸三分か、あるい....