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「茶房〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

茶房の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
天馬」より 著者:金史良
通りを境界線として、その以北が純然たる朝鮮人街である。長谷川町から黄金通りへ出、茶房リラの前へ通りかかった時、玄竜は一寸覗くだけにしようと首を突き入れ一|亘《わ....
幽霊の衣裳」より 著者:田中貢太郎
た。 ちょうど其の時、中村座に関係していた蔦芳と云う独身者がいた。それは、演戯茶房蔦屋の主翁の芳兵衛と云う者であったが、放蕩のために失敗して、吉原角町河岸の潰....
三筋町界隈」より 著者:斎藤茂吉
々からであるが、震災後|街衢が段々立派になり、電車線路を隔てた栄久町の側には近代茶房ミナトなどという看板も見えているし、浄土宗浄念寺も立派に建立せられているし、....
艶色落語講談鑑賞」より 著者:正岡容
でないとはいえないが、一歩、場内へ入るがいなや、階上階下の片側に打ち続く小奇麗な茶房。 たいてい一軒に三人ずつのダンサーがいて、茶房正面のカーテンの彼方は、こ....