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草々
「草々〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
草々の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「戦争責任者の問題」より 著者:伊丹万作
療養の目的からも遠いことなのです。 では、除名の件はたしかにお願い申しました。
草々頓首」(四月二十八日) (『映画春秋』創刊号・昭和二十一年八月)....
「妖怪報告」より 著者:井上円了
ば、新聞にてちょっと承りしが、不思議研究会にて御発言の節、御説明願いたく候なり。
草々不備。 ○ 左に、茨城県久慈郡下小川村、市毛雪氏より報....
「二葉亭四迷の一生」より 著者:内田魯庵
ばすどころか圧迫されて縮少しなければならなくなった。 搗てて加えて哈爾賓へ着く
草々詰らぬ奇禍を買って拘留された。当時哈爾賓では畜犬|箝口令が布かれ、箝口せざる....
「奇賊は支払う」より 著者:海野十三
下されたく、万一それに応ぜざるときは貴殿は不愉快なる目に遭うべく候。右念のため。
草々敬具。烏啼天狗生拝” まことに念入りな鄭重慇懃を極めた脅迫状であった。しか....
「ハワイの食用蛙」より 著者:北大路魯山人
に行きあわず。シカゴの話は後ほど。取りあえず以上を飛行便に託します。四月三十日、
草々。....
「鴎外の思い出」より 著者:小金井喜美子
、兎も角も相迎候事と決心仕候。併し随分苦労の種と存候。夜深く相成候故|擱筆仕候。
草々不宣。 十二月五日林太郎 小金井きみ子様 賀古氏の手紙 ....
「怪談牡丹灯籠」より 著者:三遊亭円朝
日は種々御馳走に相成りました、有難うございます」 米「左様なら、今日はまア誠にお
草々さま左様なら」 と志丈新三郎の両人は打連れ立ちて帰りましたが、帰る時にお嬢....
「敵討札所の霊験」より 著者:三遊亭円朝
な事を云わずに、これ婆さん早く一杯…」 婆「能くお出でなさいました、去年は誠にお
草々をしたって昨宵もお噂をして居りました」 又「清兵衞さん、去年お泊の時に、私の....
「松と藤芸妓の替紋」より 著者:三遊亭円朝
うな婆です………まお暇致しましょう、へい左様なら御機嫌宜しゅう」 美「まことにお
草々致しました、車でも」 三「えい私の家に帰るんですから、なに車も待たして置きま....
「田舎医師の子」より 著者:相馬泰三
。例の証文の件を親御の方へ照会して処決して貰うようにするから。左様承知ありたい。
草々頓首。」多分に憤りの調子を含んだ条文で細かく書き続けられてあった。 房子は....
「漱石氏と私」より 著者:高浜虚子
気焔に候えばまずまず悪しき方にてはなかるまじと安心いたし居り候。先は右御礼のみ、
草々如斯に御座候。頓首。 三月二十一日愚陀仏 虚子様榻下 梅散つ....
「風の便り」より 著者:太宰治
せんでした。短篇集は、いずれゆっくり拝読させて戴くつもりです。まずは、御礼まで。
草々。 十八日井原退蔵 木戸一郎様 一枚の葉書《はがき》の始末に窮....
「盲人独笑」より 著者:太宰治
く同じ琴を造る事を命じたまいぬ、と。勾当は、ただちにその中山という人の宿を訪れて
草々語らい、その琴の構造、わが発明と少しも違うところ無きを知り、かえって喜び、貴....
「書簡(Ⅰ)」より 著者:寺田寅彦
せて頂くのは如何かと存じますが御返事までに申上げます、どうか悪しからず願います。
草々。(九月二日斎藤茂吉宛)(大正十五年十月『アララギ』)....
「幻影の盾」より 著者:夏目漱石
ちた。「次に来るは応諾の時期である。誠ありと見抜く男の心を猶も確めん為め女、男に
草々《くさぐさ》の課役をかける。剣の力、槍の力で遂ぐべき程の事柄であるは言うまで....