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「草の枕〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

草の枕の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
源氏物語」より 著者:紫式部
生活に慣れていらっしゃるのですから」 それから、 旅衣うら悲しさにあかしかね草の枕《まくら》は夢も結ばず 戯談《じょうだん》まじりに言う、源氏にはまた平....
犬神娘」より 著者:国枝史郎
んと申してよろしいやら、涙あるばかりでございます。 「旅衣夜寒むをいとへ国のため草の枕の露をはらひて」という、望東尼様の惜別の和歌に送られ、平野国臣様に伴なわれ....
黒部川奥の山旅」より 著者:木暮理太郎
行く、体が端の方から溶けて安らかな心臓の鼓動のみが残る、私達の穏かな夢は静かに枯草の枕を伝って岩から小石へ小石から砂へと河原一面に沁み込んで行くように想われた。....