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荒れ野
「荒れ野〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
荒れ野の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「熊の出る開墾地」より 著者:佐左木俊郎
て選定されていた場所は、原始林に囲まれた処女地だった。幅三十町、長さ五十町ほどの
荒れ野原《のっぱら》の一部分だった。萩と茅《かや》と野茨《のいばら》ばかりの枯《....
「接吻を盗む女の話」より 著者:佐左木俊郎
出外《ではず》れると、そこから二三町ほどの間は、分譲住宅地として取り残されている
荒れ野原だった。三枝子はそこを斜めに横切るのだった。秋草の上には夜霧が最早しっと....
「雪之丞変化」より 著者:三上於菟吉
「なにから何まで、よく気がつくな、いやそれが女子《おなご》――女子のいない家は、
荒れ野のようなものと、昔からいうが、もっともだ」
「先生は、なぜ御妻帯なさらない....
「丹下左膳」より 著者:林不忘
。
たった一声。
あとは何やらムニャムニャと、眠りながら笑っているのは、夢は
荒れ野を駈けめぐり……じゃない、夢はとんがり長屋へ帰って、お美夜ちゃんに会ってい....