荒夷[語句情報] » 荒夷

「荒夷〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

荒夷の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
三郎爺」より 著者:宮本百合子
といった時分のことである。 江戸や上方の者からは、世界のはてか、毛むくじゃらな荒夷《あらえびす》の住家ぐらいに思われていた奥州の、草|茫々《ぼうぼう》とした野....
学生と先哲」より 著者:倉田百三
によって配流されるというのも運命であった。 「彼の島の者ども、因果の理をも弁えぬ荒夷なれば、荒く当りたりし事は申す計りなし」 「彼の国の道俗は相州の男女よりも怨....
武士を夷ということの考」より 著者:喜田貞吉
を指すなり。また同じ書に、 心なしと見ゆるものも、よき一言は言ふものなり。或る荒夷の恐ろしげなるが、かたへに逢ひて、御子おはすやと問ひしに、一人も持ち侍らずと....