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荒村
「荒村〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
荒村の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「不尽の高根」より 著者:小島烏水
私がこの道を取って登山したのは約十七、八年前であったが、その当時、既に衰微して、
荒村行を賦するに恰好な題目であったが、まだしも白衣の道者も来れば、御師も数軒は残....
「故郷」より 著者:井上紅梅
き込んでびゅうびゅうと鳴る。苫の隙間から外を見ると、蒼黄いろい空の下にしめやかな
荒村があちこちに横たわっていささかの活気もない。わたしはうら悲しき心の動きが抑え....
「木綿以前の事」より 著者:柳田国男
く多く、是にこそ刀自の口伝と工夫とが光を放っていたのであった。ゴールドスミスの「
荒村行」の詩にも見えているように、旧家には独得のおいしい漬物類が、評判となって伝....