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荒船山
「荒船山〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
荒船山の前後の文節・文章を表示しています。該当する2件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「岩魚」より 著者:佐藤垢石
にごともなく夏が過ぎ秋がきた。爽やかな風が吹く十月下旬の陽が、遙かに西方信州境の
荒船山に落ちて間もないある黄昏のことである。秋は空気が澄んでいたためであろうか、....
「わが童心」より 著者:佐藤垢石
れは誰にもなじみ深い。わが村から真西に卓子のように平らに横たわるのは、神津牧場の
荒船山である。
荒船山の右の肩から奥の方に、雪まだらの豪宕の山岳が一つ、誰にも気づ....