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荷を下ろす
「荷を下ろす〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
荷を下ろすの前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「みみずのたはこと」より 著者:徳冨健次郎
だ。思い切って蹌踉とよろけ出す。十五六歩よろけると、息が詰まる様で、たまりかねて
荷を下ろす。尻餅|舂く様に、捨てる様に下ろす。下ろすのではない、荷が下りるのであ....
「火薬船」より 著者:海野十三
長になったあなたのうでだめしだ。すぐはじめてください」 ポーニン氏は、平靖号の
荷を下ろすのを、たいへんいそいでいる様子だ。 「下ろしただけで、いいのですか。そ....
「踊る地平線」より 著者:谷譲次
自然にすべり出る。ははあ! 君はまだ飲まない葡萄酒に酔っているのだ! ホテルへ
荷を下ろす。が、夜とともにいま生き出したばかりの巴里が、君を包囲して光ってる、笑....
「米」より 著者:犬田卯
含んだ水のような空には、もう雲雀が高く揚って、今日一日の歓喜を前奏しつつあった。
荷を下ろすより早く彼らは各自仕事にとりかかった。おせきは万能を手にして代田の切り....
「宮本武蔵」より 著者:吉川英治
青木丹左衛門の屋敷に休み、 (豊前通いの便船なら、飾磨へは必ず寄る筈。一夜は、積
荷を下ろすため、泊りとなろう。藩の人々も、出迎えに行くが、そなた達は、人目につか....