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荷送
「荷送〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
荷送の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「最初の出品画」より 著者:上村松園
二月に京都府庁内で府庁の手によって展覧に供され、やがてそれを一まとめにして東京に
荷送りしたもので、出品の人選はそれぞれの師が自分の弟子たちのなかから自由にえらん....
「塩原多助一代記」より 著者:三遊亭円朝
へ送ってくれゝば、私その荷を売りこなして、あんたの方へ金入れるだ、金入れゝば又|
荷送って呉れる訳にするだから、あんたも仲間と得意先が一軒|殖え、私も儲けを見るだ....
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
引き揚げる将軍家用の長持が五十|棹も木曾街道を下って来るころは、この宿場では一層
荷送りの困難におちいった。六月十日に着いた将軍の御召馬は、言わば西から続々殺到し....
「雉子日記」より 著者:堀辰雄
理髪店に行った。軽井沢の町だって、いまは大抵の店は何処《どこ》かへ店ごとそっくり
荷送されでもしそうな具合に、すっかり四方から荷箱同様の板を釘づけにされている。唯....