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菅沼
「菅沼〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
菅沼の前後の文節・文章を表示しています。該当する10件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「長篠合戦」より 著者:菊池寛
保|忠世兄弟、本多忠勝、榊原康政承り、右翼の軍には石川数正、酒井忠次、松平忠次、
菅沼定利、大須賀康高、本多忠次、酒井|正親等あり、総勢八千である。信長|予てから....
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
第十章 一 和田峠の上には諏訪藩の斥候隊が集まった。藩士|
菅沼恩右衛門、同じく栗田市兵衛の二人は御取次御使番という格で伝令の任務を果たすた....
「渋江抽斎」より 著者:森鴎外
幾もあらぬに六人の多きに達した。八田郁太郎、稲垣親康、島田|寿一、大矢|尋三郎、
菅沼岩蔵、溝部惟幾の人々である。中にも八田は後に海軍少将に至った。
菅沼は諸方の中....
「鳴雪自叙伝」より 著者:内藤鳴雪
た。同僚は我々どもを加えて二十三、四人も居たろう。先輩では木脇兵蔵、野沢小才次、
菅沼忠三郎、それから小林伊織、山本新三郎、この二人は私の従弟である。また小姓の上....
「山吹の花」より 著者:豊島与志雄
全くの一軒家だ。 このホテルから、丸沼湖岸を元へ半廻して、山道を上ってゆくと、
菅沼湖に達する。湖の東岸に、山の家と称する山小屋があり、その傍にテント村の設備が....
「雪代山女魚」より 著者:佐藤垢石
ら、冷たい水を集めてくる笠科川の岩魚は、凄いほど勇敢に餌に向かってくるのである。
菅沼と丸沼の水を集めて、金精峠から西に向かい片品川へ落ちこむ大尻川には、今年山女....
「水の遍路」より 著者:佐藤垢石
おう渓のなぎさに佇めば、前白根に続いた近い斜面の叢林が美しい。 金精峠を越して
菅沼へも、丸沼へも行った。そして、大尻川を下って鎌田へ出て、さらに戸倉の集落を過....
「知々夫紀行」より 著者:幸田露伴
ありておもしろく見えければ、寒月子はこれを筆に写す。おとう坂というところとかや。
菅沼というにかかる頃、暑さ堪えがたければ、鍛冶する片手わざに菓子などならべて売れ....
「秋の鬼怒沼 」より 著者:木暮理太郎
頂上、木立繁く遠望なし。これより長き下りとなり、三時三十分最初の鞍部。四時二十分
菅沼北方の千四十米の峰より右に下り、十五分にして水を得て野営。 湯元の耕地を離....
「それから」より 著者:夏目漱石
ら云うと、もっと地味で、気持から云うと、もう少し沈んでいた。その頃、代助の学友に
菅沼《すがぬま》と云うのがあって、代助とも平岡とも、親しく附合っていた。三千代は....