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菖蒲の節句
「菖蒲の節句〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
菖蒲の節句の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「婦系図」より 著者:泉鏡花
は一週間ばかり以前から上京して、南町の桐楊塾に逗留していたとの事。桜も過ぎたり、
菖蒲の節句というでもなし、遊びではなかったので。用は、この小児の二年姉が、眼病―....
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
十三日と言えば、もうあと六日しかありませんぞ。」 村では、飼蚕の取り込みの中で
菖蒲の節句を迎え、一年に一度の粽なぞを祝ったばかりのころであった。やがて組頭庄助....
「残されたる江戸」より 著者:柴田流星
に、一度は行きて賞したまえや。 節句 五節句の中で、今も行わるるは桃の節句、
菖蒲の節句である。 桃の節句は女の子の祝うものだけに、煎米、煎豆、菱餅。白酒の....