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「菽〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

菽の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
侏儒の言葉」より 著者:芥川竜之介
て下さいますな。どうか又後宮の麗人さえ愛するようにもして下さいますな。 どうか麦《しゅくばく》すら弁ぜぬ程、愚昧《ぐまい》にして下さいますな。どうか又雲気さ....
人外魔境」より 著者:小栗虫太郎
っている。サアサア、がたがた顫《ふる》えなくても僕が暖めてやる」 それは、咳嗽豆《くしゃみそらまめ》に似た清潔好きな小草で、塵《ごみ》がはいると咳嗽《くしゃ....
浮雲」より 著者:二葉亭四迷
もない、文三の感情、思想を忖度《そんたく》し得ないのも勿論の事では有るが、シカシ麦《しゅくばく》を弁ぜぬ程の痴女子《ちじょし》でもなければ自家独得の識見をも保....
石狩川」より 著者:本庄陸男
におかれてこそもっとも相応《ふさわ》しいと考えられた。天照皇大神を中心にして、穀《こくしゅく》の守護神である倉稲魂神《うかのみたまのかみ》、林野の守護神である....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
ではあるけれども、あの色っぽい眼つきがどうも忘れられない。低能とはいうけれども、麦《しゅくばく》を弁じないというわけではなく、お感じが鈍いというにとどまり、ま....
桜花を詠める句」より 著者:杉田久女
出している。 夜嵐や太閤様のさくら狩 その女 ちぎれおつ牡丹桜の風雨かな 沼女 閨中の美女をあつめて豪華をつくした太閤の桜狩も、花の盛りも一夜の嵐にむな....