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「落髪〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

落髪の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
鯉魚」より 著者:岡本かの子
すところだ。まあ、この辺で事件は落着にしてもらいたい」 昭青年はこれを機として落髪《らくはつ》して僧となり、別に河辺《かわべ》に鯉魚庵《りぎょあん》を開いて聖....
連環記」より 著者:幸田露伴
たからであろう。保胤は遂に寛和二年を以て、自分が折角こしらえた繭を咬破って出て、落髪出家の身となって終った。戒師は誰であったか、何の書にも見えぬが、保胤ほどの善....
東山時代における一縉紳の生活」より 著者:原勝郎
が、文明二年十月の末実隆が十六歳に達し、従四位下少将まで進んだ時、鞍馬寺において落髪した。当時鞍馬寺境内に公卿の居住すること稀ならず、長直朝臣などもおったらしい....